小児科専攻医プログラム連携施設
江別市立病院
メンバー
信太 知 | (副院長、昭和59年卒) | |
水島 正人 | (主任部長、平成4年卒) | |
上田 泰弘 | (部長、平成21年卒) | |
鎌田 晃嘉 | (部長、平成23年卒) | |
梶井 直文 | (嘱託医、神経外来担当、昭和51年卒) | |
小川 泰弘 | (嘱託医、昭和61年卒) |
医長より
江別市は札幌市の北東に隣接した人口約12万人のマチです。石狩川とその支流の水に恵まれ、江戸時代は石狩川交易が盛んでした。農村的雰囲気が残るマチです。
江別は水に恵まれていますが水害も多く経験しました。ニッカ・ウヰスキーの竹鶴政孝は1934年に余市蒸留所を建設しました。江別はウヰスキー作りに必要な水、麦、泥炭が入手し易く、当初は蒸留所建設が予定されていました。残念ながら当時の江別は水害が多かったので蒸留所は余市に建設されました。
酪農学園、札幌学院、北海道情報、北翔の4大学を擁し、農業(小麦、米、ブロッコリー、酪農)、製造業(煉瓦、窯業、製紙、麺類)が盛んです。江別産小麦の主力品種は「ハルユタカ」です。ハルユタカは高品質ですが栽培が難しく「幻の小麦」と称されたこともあります。地元では盛んにパンや麺類に加工されています。粘土を豊富に入手出来る江別は煉瓦の大産地です。最盛期には年間約2000万個を生産していました。最近の生産量は年間約500万個ですが、全国生産量の約1/4を占めます。鉄分を多く含んだ粘土を使っているので赤い色が特徴的です。ご当地キャラクター「えべチュン」は頭が江別産煉瓦で出来ている鳥で、江別産小麦が好物です。
昨年は江別市出身の千早茜さんが「しろがねの葉」で直木賞を受賞し話題になりました。今年は江別市出身の乗代雄介さんが2回目の芥川賞候補となりました。直木賞作家の桜木紫乃さん、2021年に日本推理作家協会賞を受賞した櫻田智也さん、「東京バンドワゴン」等の小路幸也さんは江別市在住です。
江別市立病院は、1951年に江別町立病院として設立されました。1981年には病院事業準用再建計画承認、また2006年には内科医辞職の大波がありました。現在は経営再建途上にあります。2022年度から地方公営企業法全部適用となりました。
小児科は1952年に診療を開始しました。軽~中等症の患児へ的確に対応するように務めています。また、北海道大学小児科の御協力の下、神経、腎臓、循環器、血液、内分泌、免疫アレルギー等の慢性疾患に対応しています。さらに、乳幼児健診、保育園健診、学校健診などを通じて江別市のみならず当別町、南幌町、新篠津村の保健活動も行っています。
2018年には0~14歳に限ると江別市に441人の転入超過がありました。道内では札幌の575人に次いで第2位、全国では第12位でした。江別市の小中学校児童生徒数は減り続けていましたが、2019年から増加に転じました。当院での出生数も増加しており小児医療がますます重要になっています。
2023年5月から新型コロナウイルス感染症は5類感染症になりました。このウイルスを過度に恐れず上手に付き合って行きたいものです。2023年は、RSV、インフルエンザ、溶連菌性咽頭炎が大流行しました。川崎病はコロナ流行下で減少しましたが最近の症例数はコロナ流行前に戻りました。
現在は、信太 知、水島 正人、上田 泰弘、鎌田 晃嘉の4名が常勤医として、梶井 直文と小川 泰弘が嘱託医として働いています。(文中敬称省略)
江別は水に恵まれていますが水害も多く経験しました。ニッカ・ウヰスキーの竹鶴政孝は1934年に余市蒸留所を建設しました。江別はウヰスキー作りに必要な水、麦、泥炭が入手し易く、当初は蒸留所建設が予定されていました。残念ながら当時の江別は水害が多かったので蒸留所は余市に建設されました。
酪農学園、札幌学院、北海道情報、北翔の4大学を擁し、農業(小麦、米、ブロッコリー、酪農)、製造業(煉瓦、窯業、製紙、麺類)が盛んです。江別産小麦の主力品種は「ハルユタカ」です。ハルユタカは高品質ですが栽培が難しく「幻の小麦」と称されたこともあります。地元では盛んにパンや麺類に加工されています。粘土を豊富に入手出来る江別は煉瓦の大産地です。最盛期には年間約2000万個を生産していました。最近の生産量は年間約500万個ですが、全国生産量の約1/4を占めます。鉄分を多く含んだ粘土を使っているので赤い色が特徴的です。ご当地キャラクター「えべチュン」は頭が江別産煉瓦で出来ている鳥で、江別産小麦が好物です。
昨年は江別市出身の千早茜さんが「しろがねの葉」で直木賞を受賞し話題になりました。今年は江別市出身の乗代雄介さんが2回目の芥川賞候補となりました。直木賞作家の桜木紫乃さん、2021年に日本推理作家協会賞を受賞した櫻田智也さん、「東京バンドワゴン」等の小路幸也さんは江別市在住です。
江別市立病院は、1951年に江別町立病院として設立されました。1981年には病院事業準用再建計画承認、また2006年には内科医辞職の大波がありました。現在は経営再建途上にあります。2022年度から地方公営企業法全部適用となりました。
小児科は1952年に診療を開始しました。軽~中等症の患児へ的確に対応するように務めています。また、北海道大学小児科の御協力の下、神経、腎臓、循環器、血液、内分泌、免疫アレルギー等の慢性疾患に対応しています。さらに、乳幼児健診、保育園健診、学校健診などを通じて江別市のみならず当別町、南幌町、新篠津村の保健活動も行っています。
2018年には0~14歳に限ると江別市に441人の転入超過がありました。道内では札幌の575人に次いで第2位、全国では第12位でした。江別市の小中学校児童生徒数は減り続けていましたが、2019年から増加に転じました。当院での出生数も増加しており小児医療がますます重要になっています。
2023年5月から新型コロナウイルス感染症は5類感染症になりました。このウイルスを過度に恐れず上手に付き合って行きたいものです。2023年は、RSV、インフルエンザ、溶連菌性咽頭炎が大流行しました。川崎病はコロナ流行下で減少しましたが最近の症例数はコロナ流行前に戻りました。
現在は、信太 知、水島 正人、上田 泰弘、鎌田 晃嘉の4名が常勤医として、梶井 直文と小川 泰弘が嘱託医として働いています。(文中敬称省略)
信太 知