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阿部二郎先生(循環器班)の論文が Basic Research in Cardiology に掲載されました!

循環器班 阿部二郎先生の論文が Basic Research in Cardiology に掲載されました。

Malonate given at reperfusion prevents post-myocardial infarction heart failure by decreasing ischemia/reperfusion injury.
Jiro Abe, Ana Vujic, Hiran A. Prag, Michael P. Murphy &Thomas Krieg
Basic Research in Cardiology 

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著者からの一言:
2022-2024年の間、ケンブリッジ大学で行った仕事の1つが論文の形になりましたのでご報告します。先月の特別集談会でもお話したように、近年ミトコンドリアを中心とした代謝や低酸素応答(酸化ストレス)とゲノム情報の組み合わせで細胞は恒常性を維持していることがわかってきました。その複雑なネットワークの破綻と終焉が、病気や加齢現象と言っても差し支えないと思います。MikeとThomasのラボではコハク酸代謝というTCAサイクルの古くて新しい知見に着目し、虚血再灌流傷害の創薬研究を進めています。私はグループの一員として、慢性心不全モデルを用いてコハク酸脱水素酵素阻害剤であるマロネートの創薬研究を担当しました。どなたでも読めるようになっていますので、皆様に読んでいただければと思います。ケンブリッジ大学のX(旧Twitter)でも紹介されています。是非覗いてみてください- Krieg Lab@thomaskrieglab

阿部先生、おめでとうございます!