上田泰弘先生の論文がPediatric Nephrologyに掲載されました！
上田泰弘先生（腎臓班）の論文がPediatric Nephrologyに掲載されました。
Ueda Y, Okamoto T, Sato Y, Hayashi A, Takahashi T, Suzuki R, Aoyagi H, Ueno M, Kobayashi N, Uetake K, Nakanishi M, Ariga T, Manabe A. Changes in bone turnover markers after discontinuing long-term glucocorticoid administration in children with idiopathic nephrotic syndrome: a multicenter retrospective observational study.
Pediatr Nephrol. 2023 Apr 13. doi: 10.1007/s00467-023-05966-2. Epub ahead of print. PMID: 37052692.
[上田先生からのコメント]
小児ネフローゼ症候群でステロイド中止後の骨代謝マーカーの変化を検討した観察研究です。学位の基礎論文になります。ステロイドの長期投与により骨代謝が抑制されることが報告されていますが、その状態でステロイドを中止した後、骨代謝マーカーがどのように推移するかはほとんど報告がありませんでした。本研究では、数年間のステロイド長期投与状態で低下していた骨代謝マーカーがステロイド中止後数か月以内には上昇し、ステロイドの長期投与状態でも骨代謝に可塑性があることが示唆されました。小児においては骨代謝マーカーに関する知見が少なく、基礎データの一部になるのではと考えます。
上田先生、おめでとうございます！