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遺伝カウンセリングのごあんない

遺伝子診療部の副部長を兼任している田島です。

遺伝子診療部では専任の遺伝カウンセラーをこの秋より配置し、一層の診療の充実、家族性腫瘍のカウンセリングにも新たに力を入れています。皆様もよくご存じと思いますが、下記のような活動をおこなっています。

■遺伝性疾患について
“遺伝性疾患”とは“遺伝する病気”を指すのではなく、遺伝情報(染色体や遺伝子など)の変化によって起きる病気をいいます。
遺伝情報は私たちの身体をつくる設計図のような役割を担っており、一生変わらない情報といわれているため、先天性の病気の原因となることが多くあります。

■遺伝カウンセリングについて
遺伝カウンセリングでは、遺伝性疾患の患者さんやそのご家族の方が抱えている不安や悩みについてお伺いし、今後の方針を立てるためのお手伝いをします。普段の診療の場ではなかなか相談できないような内容について、臨床遺伝の専門家がゆっくりと時間をかけて対応します。また、必要に応じて遺伝学的検査やその他の臨床検査を行うことがあります。
(相談例)
・遺伝子検査の結果、子どもが遺伝病だと診断されました。改めて詳しく病気の説明を受けたいです。
・長男が遺伝病です。もう1人子どもが欲しいのですが、どの位の確率で遺伝しますか。出生前診断は可能でしょうか。
・遺伝病だと小さい頃に診断された娘がいます。いつ、どのように本人に病気のことを伝えればよいのでしょうか。
・周りに同じ病気の人がおらず、生活面で色々相談できる人がいません。同じ病気の家族の方とかとお話できるような機会ないですか。

相談内容やプライバシーについては厳守いたしますので、ご安心下さい。

■対象となる疾患
先天性心疾患、先天代謝異常症、先天性免疫不全、先天奇形
染色体異常症、遺伝性腫瘍
※上記以外のものでも対応可能です。

■予約手続き
遺伝カウンセリングは、事前のご連絡による完全予約制となっています。
臨床遺伝子診療部と協力のもとで実施致しますので、小児科 田島までご連絡ください。
または以下のページをご覧下さい。
http://www.huhp.hokudai.ac.jp/hotnews/detail/00000200.html